子育てのイライラに潜む罠

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子どものグズリがあなたに共鳴し、あなたのイライラもまた子どもに共鳴する。

鏡で映っているかのようにそのままそっくり共有しあう。

目の前で子どもがグズリだした瞬間
あなたも一緒になって、悪い予感がしてヒステリーを起こしてしまう。

怖いから、不安だから、恐怖だから、めんどくさいから
怒りのエネルギー、怒りの手段を使って
必死であなたに向かう槍を抑えようと防衛のための攻撃ターンに入ってしまう。

特に身近な存在、自分と距離の近い存在で起こりやすい。

母子投影してしまって、より感情が共鳴しあう。

今回はその共鳴って実は簡単に解除できるんだよというお話と
そもそもイライラしないためには?というお話をしていきます。

イライラを仲良く共有し合ってない?

イライラは爆発した瞬間、あなたは怒りのお面を被った3歳児さんです。

キレたら3歳児、こう覚えておきましょう(苦笑)
というのは冗談です(半分ほんとだけど)

イライラは爆発する過程で、なぜ怒っているか?ということよりも
私はこんなにも怒っている」ということを「相手に示したい欲求」に切り替わっているんですね。

怒りの瞬間は前頭葉が仕事(自制)をしてくれなくなるんですよね。
でもね、わかりますよ、イライラするよね、と。
でもね、イライラしなくなったら本当に人生が変わるんですね。

だから学ぶ価値があるんです。

ここでいう爆発とは、子どもが目の前で危険な目に合いそうな瞬間に声を荒げるということではありません。

起きたことに対してあなた自身がフラストレーションを抱えて
心のコントロールが効かないぞ??というレベルで爆発するケースのお話しですね。

この荒れた心はいとも簡単に子どもに写し鏡のように反映していきます。

たとえばパワハラ気質の上司が毎日声を荒げ、机を揺らし、文句ばっかり言っていたら?

きっとどんなに平常心を保とうとしても、あなたは上司と同じように心拍数が上がって、怯えた心になって、冷や汗が出て辛くなっていくでしょう。
良いパフォーマンスなんてできるはずありませんよね。

ですが、その上司もまた恐怖を抱えているのです。

部下が思うように働かなければこの会社や俺の仕事はなくなってしまうかもしれない

もしかしたらそんな恐怖から攻撃を選んでいるのかもしれません。

この攻撃は無意識の中で行われます。

イライラは恐怖や不安から来ています。

手段としてイライラの選択しかないのかもしれません。

不安のある状態は共鳴してしまうものです。

この状態が続くとどうなるか?
部下であるあなたは怒らせない術を身につけていきます。

上司の機嫌を伺いながら「申し訳ございません」と
ただただ、機嫌を悪くさせないためのスキルを身につけていきます。

そうなるとどうなるか?心を壊しはじめてしまいますよね。
自己を失いますよね?とここまでは理解しやすい話しですよね。

上司も部下もその他のやり方を知らないだけなのです。

それが自分を守る術だと無意識思考が信じているからです。

共鳴解除の鍵

ここからポイントとしてはまず共鳴を解除する方法です。

ネガティブな発言や行動というのは同じレベルで受け取ってしまうとダメージ100をくらいます。

でもネガティブな発言や行動を受けた時に
「あなたは今、そういう状況なのね」
「でも私はいま、イライラの波動はいらないわ」

何か差し出されたときに
あなたが受け取りを拒否し続けたら
それは差出人の元へ帰っていくだけなのです。

受け取らないんですもん、ダメージ0ですね。

ネガティブな発言や行動をみたときに
「ふーん、あなたはいまそうなのね~」

わたしは
「受け取らない」
「引き取らない」
「共鳴しない」

このちょっとの心がけが必要です。

これはイライラの起こった原因を冷静にみるために役に立つスキルなんですね。

どんなに文句をいわれても

「ふーん、あなたはそう思うんだね、それってあなたの中ではそうだけど、わたしはそうじゃないわ~ふふーん」

これ、問題を直視しないということではありません。

ネガティブな波動を受け取らないだけ。

冷静に何に問題が起きていて、何を改善できるのか事実だけをみるためにも、あなたの秘密の鍵として、この不必要なものは「受け取らない」スキルを手に入れましょう。

そうすると必ず冷静に対処できるシーンが増えるはずです。

荒れ狂う船に乗ってる人のところに

あなたまでわざわざ乗り込む必要はないのです。

乗り込んだら二人でパニックですよ。

荒れてる船に乗ってる人を助けるためにも
あなたは高いところから手を差し伸べましょう。

イライラは学びを与えてくれる

ある親子のお話しです。

お母さんは仕事に行かなければならない時間制限のある中で子どもに毎朝怒鳴ってしまいます。
中々準備してくれないし子も泣いてばかりいます。

これ、親子で辛い瞬間ですよね。

人生は生涯の学び場です。

子どもが親の望まない姿を出しているときは

「次は何を教えてくれようとしているのかな?」

と視点を変えていきましょう。

これはあなたの感情や困る気持ちを閉じ込めて子ども優先にするということではないんですよ。

時間も心も体もお金も有限なのです。

あなたはあなたに必要な手段(仕事)をやることに引け目を感じる必要はありません。

必要なことは淡々と教えていくしかありません。

ただ怒りや、振り向いてよ、わかってよというグズリで互いにぶつかってる状態は良くないよねというわけです。

早く、急いで、時間になるよ。

これでは恐らく全く伝わりません。

あなたと子どものライフステージはまるで違うんですね。

ちょっとライフステージ=「とある教室」をイメージしてみてください。

あなたのいる教室は、ありとあらゆる手段が揃っています。

自分で授業の選択もできる、冷暖房も調整できる、時間の概念もある、自由に教室移動できるし、移動手段も乗り物だって選べる、自分である程度の事はコントロールしていける。

生活の中で今日やること、しなければならない事を知っているわけです。

では我が子のいる教室は??

この教室がすべてだけど、黒板に書かれた文字は読めない、時計はただの飾り物、今日は何の授業があるか知らないし、他の教室は怖くっていきたくない、手段もない、右も左もわからない中で、まだまだ不安だらけの世界で、ちょっと切り替えに時間がかかるのも無理はないですよね。

ましてや大好きなお母さんと離れて過ごすんですもの。

そんな中、お母さんが、はっはっはっは~と大きな笑顔で笑って、大丈夫よーーー!と

すべてを包み込む余裕があったらどうでしょうか?

良いエネルギーも必ず共鳴していきますよ。

声掛けも有効な手段ですよね。

お母さん仕事は必要なことだからいくよ

⇒アイメッセージで(わたしは)こうだよと伝える。必要以上に後ろめたさを感じる必要はない。
あなたの気持ちも知りたいよ

⇒グズッているときの”3分”話しを聞くことを心がけてみる、焦っているときこそたった3分の貴重さ。

いつも待っててくれてありがとうね

⇒仕事より長時間を園で集団生活を過ごしてくれてる頑張りに感謝
離れるのは勇気がいるけど〇〇ちゃんならきっと大丈夫だよ

⇒親の大丈夫は魔法の言葉、勇気付けの言葉を子どもは素直に信じる力が強い
必ず迎えにいくからね

⇒そもそも迎えにくるって信じきれてる?子どもの体感時間は大人の数倍
ギュータイム

⇒急いでるときほど、こちらの愛のパワーを分け与えると切り替えしやすい(ダラダラする必要はない)
お母さんが仕事に間に合うパワーを頂戴

⇒一緒に頑張る姿勢、応援しあう姿勢を身につける
そんなグズりかたしなくて大丈夫だよ

⇒寂しいとき、心がモヤモヤちしゃうとき、グズリではなく素直に伝える”やり方”を教えていく

そしてたくさんたくさん、ありがとうを見つけて伝えてみてください!

他方、学びや気付きも沢山転がっています。

睡眠は足りているか?
子どもはルーティン化が安定しやすいから朝のルーティン作りはどうだろうか?
子どもの習慣作りってどうすればいいんだろう?
おまじないを作ってバイバイの合図にして母子分離、精神安定の起剤にするのはどうだろう?
園で問題が起きてないかを間接的に教えてくれてるのかしら?
スモールステップで朝やれることを示していたかな?

朝日に浴びる、体内スイッチ入ってるかな?
二人で一緒に達成できそうな小さな小さな目標を作ってみようかな?
先生とのコミュニケーションをもっと取ってみようかな?
もしかしたら周りの人への相談、人を頼ってみるということをあなた自身が学ぶタイミングかも

こういったことも今は情報社会のなかで、自分に合うベストなやり方が探せば沢山でてくるはずです。

我が子がわからないわ・・・と嘆くより

何事も学び、私も子どもも成長していくんだと信じ切って楽しむほうが

ずっと楽になっていくものです。

だってね、必ず問題というのは起きてきます。

どう捉えるかはあなた次第なんですね。

ひとりで抱え込む必要はありません。いまはこうして繋がれる時代ですからたくさんの力を借りていきましょう。

私も微力ながら、あなたの手助けが出来れば嬉しいです。

今回は簡素ながら、前回書いた記事とは違った視点で書いてみました。

より詳しくはぜひこちらもご覧くださいね。

秘密のメントレを伝授【子育てのイライラを解決するマインドとは?】前編

では、また!

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