わたしたち人間に与えられた最高の能力であり、メントレ調整を行っていく上でも欠かせないもの。
そして親から子へ与えられる最高のプレゼントといえば、それは・・・
言葉(ことば)
なんですね。
言葉とは思想や価値観、主観を表すものです。
そしてコミュニケーションのツールとして言語がありますね。
教育や学習面で大切なのは間違いないですが、心を育むうえでもとっても重要な要素です。
英語の環境で育った子は自然と英語を話すように
あなたがどんな言葉を浴びて、そして何を発してきたかによって
「あなた」の人生そのものを反映してます。
親子のメントレ、子育ての法則においても超重要なので何度でもお伝えしたいと思っています。
私たちは言葉によって自らを形成しています。
だから子どもにたくさんの言葉の使い方を教えていくことはとても大切なんですね。
言葉のスゴイところは少し意識を変えるだけでも、その思考力に大きな違いが出てくるという所です。
その運命までも引き寄せてしまいます。
言語の選択はツールにすぎず、だから日本語なのか英語なのかはここでは全く問題としません。
どの言語でも良いから、言葉といかに付き合うかがすごく大切です。
そしてその学びは生涯続くものです。
言葉という相棒はあなたにいつも寄り添っていますが、使い方によって人生を大きく左右させる力があるんですよね。
無限の可能性
自己表現、自己肯定、気持ちの切替え、思考力、コミュニケーションや学び、愛情を与えたり、勉強においても言葉があるからこそ学べる。このように全ての思考の素となってるんですよね。
あなたをトコトン落ち込ますにも言葉で十分だし、あなたをトコトン上げていくのにも言葉で十分なんですよね
あなたをまとう言葉の数々。
何をいうかより、どうように言うかが大切といわれるも、言葉があなたを表していくからではないでしょうか。
でもそもそも言葉を知らなければ・・・
問題を理解できず
自分の感情を知る術も
愛を伝えることも
怒りを抑えることも
自分を信頼し人を信頼し・・・と
いろんなことが難しくなってしまいますよね
物事を的確に捉え、感情を言葉に置き換え、思考を巡らせ、分かりやすく伝えたり
気持ちを上手に言葉へと繋いでいくことであなたの行動も変わってきます。
言葉は人生が生き易くなる術なのだと思います。
そして言葉は人生を変える力を持ちます。
言葉=思考は目には見えないけれど、言葉にはそれだけのエネルギーがあるんだから大切にしなければならないし、大切にしたときの効果は絶大です。
ですので、私は日頃から、この「言葉」を扱える事に深く感謝をしています。
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実際にさまざまな研究が行われていて、言葉がいかに大切であるかが分かります。
興味のある方はぜひ読んでみてくださいネ。
また幼児は言葉に適応する能力が抜群に高いです。
たとえば褒め言葉の種類によって、子どもたちが示す反応や意欲というのが大きく変わっていくことがわかっているようです。
つまり、大人はついつい分かりやすい言葉で「じょうず~」としか褒めないことが多いかもしれませんが、子どもは「ここの色が鮮やかで素敵だね」とより具体的に褒める言葉が、子どもの意欲を上げていくのです。
言葉のプレゼント
お子さんの目に映るものや、感情を全部、言葉で教えてあげてください。
絵本を読む事はオススメではありますが、もっと日常の中で言葉のシャワーを浴びさせることが大切かと思います。
時間が取れない方や、なかなか言葉が出てこないという方は日常の実況から始めてみても良いと思います。
初めは難しく感じるかもしれませんが、目の前のものを認知したままに言うのでも大丈夫ですよ。
これは本だね、重いね、分厚いね、紙だね~、白いね、文字が書いてあるね~
朝、子どもを送迎する中で
太陽が眩しいね、雲一つない晴天だね、いま東の方角に太陽がいるね、等
こんな単純なことでも大丈夫ですしね。
あとは感情を言葉と繋いであげることを是非オススメしたいです。
感情と言葉を紐づけてあげるとイヤイヤ期、未発達である前頭葉の成長を手助けしてくれます。
怒りノコントロール法にもつながってきます。
ワクワクするね、モヤモヤするね、嬉しいね、悲しいね、楽しいね、元気が出てきたね、落ち着くね、和むね、すっきりしたね、安心するね、恥ずかしいね、怖いね、じれったいね、焦るね、イライラするね、こわばったね、萎縮したね、泣けるね、悲しいね、感動したね、興奮したね、助かったね、欲しいね、ザワザワするね、心打たれたね、感動したね、恐ろしいね、響いたね、くやしかったね、ショックだったね、ホっとしたね、平気だったね、前向きになったね、平気だね・・・等々
親子と言えども以心伝心とはいきません。
お互いの気持ちをオープンに伝え合い、受容し、受容してもらう。
ただただ泣きわめくのか、それとも何が起きて自分がどう感じているのか、「言葉」がストンと心にハマると子どもの様子はすごく安定していくんですよね。
ほんの少しの心掛けと積み重ねでかなり違ってきます。
大人でも言葉でうまく伝えられないことや自分の感情を整理できない、一つの選択肢(思考)しかないと
これは大変なストレスになります。
IQであっても、EQ(非認知能力)であっても、自己肯定感を自己効力感といったものを育むにも言葉がすべて基礎から応用まで作っていくのです。
凶器の言葉、魔法の言葉
あなたは言葉は凶器になると思いますか??
いろいろな否定のパターン
・存在否定「無視する」
・人格否定「何やってもダメな子」
・比較評価「〇〇ちゃんはできるのになんでできないの」
・理不尽要求「3歳なんだから一人でこれくらいできるでしょ」
・差別「男の子なのに泣かないの」
肯定パターン
・存在受容「ありのままで素晴らしい」
・能力肯定「〇〇が優れている」
・価値承認「自分は価値のある人間だ」
・事実認知「できてもできなくても、あなたはダメじゃない」
・社会的肯定「いつでも味方だよ 」
凶器の言葉を使ってると思った方も大丈夫ですよ
そんなあなたこそ言葉の力を借りましょうね。
やっぱり自分はダメだと落ち込んで全否定の言葉で自分に凶器を差し出していないですか?
大丈夫です。
あなたはここからいくらでも自分の力で、ちょっとした心がけで、いくらでも成長していけるのです。
人間には本来、成長エネルギーが備わっているんですね。
ぜひ、子どもたちと共に、最強の相棒「言葉」を手にしていきましょうね!